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About

制作について

日本古来のアニミズム信仰のように万物に魂が宿っていて神様という 得体の知れないものが存在しているという考え方に惹かれます。 それは決して一つの物事が正しいのではなくこの世界は様々な考え方があって 良いのだと感じられるからです。

私は、毎日見る空の色、家やビルなどの建造物や、からインスピレーションを得ています。 作っているものは立体物が主ですが、風景画を立体におこしている感覚に近く 風景画立体造形とでも呼べるかもしれません。日常に潜む、あるいは散らばっている 言葉、物の名前、音、匂いなど、記憶に残らないような決して目立つ存在でないもので あっても自分に関係する事をしっかり記憶して忘れたくないというさびしさのような 気持ちから制作をしています。 足が生えている作品がありますが、それは時間の経過を表現しています。 時間とは1人で何処かに行ってしまう、意思をもっているような存在です。 その時間を少しでも留めておきたい、しっかり眺めていたいと思っています。 私は作品に意思を持たせたいと願っています。

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